かな穴の二番目の前に、 気が付かなかった事があったので先に。 説明のお話では、平井寺池(昭和18年)を造る際に亡くなった方の石碑が、池の南側に あったのがトンネルの工事で移転をしたと言うお話でしたが、一番右の一躰は明治五年とあり 違うので。 気が付いたのは、左の二躰。 印の形が合掌では無く、握りこぶしを重ねていました。 この二躰は大日如来様で、印の形は大日如来様だけが行う独特な智拳印(ちけんいん)、 最高の知恵を表しているそうです。 右手が左の指を抱え込むような形はインドで清浄の手とされる右手を仏、不浄の手とされる 左手を衆生になぞらえ、仏の智慧が衆生を包み込むことを表しているそうです。 平井寺に大日如来様を御祀しているのを、今回初めて見ました。